「北海道は雪が多くて暗い冬が続く」
「冬は鉛色の空ばかりで、気が滅入りそう……」
北海道移住を考えたとき、多くの人が懸念するのが「冬の天気」です。
フリーランスとして在宅で働く時間が長いと、日照時間はメンタルヘルスや仕事の効率にも直結しますから、これは死活問題ですな。
ですが、ちょっと待ってください。
実は同じ北海道でも、日照時間や気候の“明るさ”は街ごとにまったく違うんです。
近年、冬でもカラッと晴れる「快適エリア」に注目が集まり、リモートワーカーやフリーランスの移住希望者が増えています。
中でも注目は、帯広・釧路・函館の3都市。
どれも「雪が少なく、太陽が顔を出す時間が長い」地域として知られていますが、それぞれにまったく違う個性があります。
この記事では、気象データと移住者のリアルな声をもとに、「暮らしやすさ×日照」の観点で3都市を徹底比較。
そして、取材を進めるうちに見えてきた、じんわり温かい“函館の魅力”についても、さりげなく探っていきます。
車掌ツヨシムムッ!今日の停車駅は“天気のいい移住先”ですな!



そだね〜、晴れ間のある暮らしって、心まで明るくなるっしょ〜
移住準備のすべてをまとめた入門ガイド。→ 👉 【北海道移住ガイド】失敗しないための準備リストと基礎知識を完全網羅
現状と課題:冬の「暗さ」が移住の壁になる


北海道にも“晴れる街”がある
北海道全域をひとくくりに「雪国」と考えがちですが、実際には地域によって気候が大きく異なります。
日本海側(札幌・小樽など)は雪雲が流れ込みやすく、冬は曇天が続きますが、太平洋側やオホーツ
ク海側は、乾燥した晴天が多いのです。
たとえば、気象庁の平年値データ(1991–2020年)を見ると、その差は歴然。
年間日照時間は、帯広市が約2,000時間、釧路市が約1,900時間、函館市が約1,800時間台です。
対して、道庁所在地の札幌市は約1,750時間。
つまり、帯広や釧路は、札幌よりも年間で200時間近くも太陽が出ている時間が長いのです。
(函館も札幌より長い傾向にあります)
これは1日に換算すると、毎日30分以上も日照時間に差がある計算。
冬の快適さは“雪の量と光のバランス”
北海道移住で挫折する原因の一つに、「冬の厳しさ」があります。
しかし、その厳しさとは、単なる「寒さ」だけではありません。
むしろ、雪かきの重労働や、太陽が出ないことによる冬季うつ(季節性情動障害)など、“雪の量と光の少なさ”こそが、メンタルと生活を圧迫する本当の課題なのです。
その点、帯広・釧路・函館はいずれも(札幌などに比べて)積雪量が少なく、晴天率が高い。
除雪の負担が少なく、日中は青空が広がる日は、在宅ワーク中心のフリーランスにとっても、非常に魅力的な環境と言えます。
読者が抱きやすい疑問
とはいえ、データだけでは暮らしは見えてきません。
「帯広は晴れるけど、寒さが厳しすぎない?」
「釧路は“霧の街”って聞くけど、夏は大丈夫?」
「函館は温暖っていうけど、本当に雪は少ないの?」
そんな声も多く聞こえてきます。
実際の住み心地は、気温、湿度、風、そして地域の雰囲気まで含めた総合点で決まります。
そこで次章では、統計データと、SNSや移住ブログに寄せられるリアルな口コミをあわせて、3都市の“暮らしのリアル”を深掘りしていきましょう。



ムムッ!数字より体感が大事ですな!



そだね〜、暮らしてみないとわからない温度っしょ〜
日照時間だけでなく、北海道の厳しい「冬」の全体像(雪・寒さ・光熱費)を知りたい方はこちら。→ 👉 北海道移住の気候ギャップ対策|札幌・函館・釧路の四季とフリーランスの暮らし方
データ・口コミ分析:帯広・釧路・函館「快適さ」比較
公式データで見る日照と快適さ
まずは気象庁の統計データ(1991-2020年平年値)から、3都市の客観的な特徴を比較してみましょう。
| 都市 | 年間日照時間 (平年値) | 冬の最低気温 (1月平均) | 年間降雪量 (平年値) | 気候の特徴 |
| 帯広市 | 約 2,000時間 | -13.7℃ | 約 238cm | 晴天率が非常に高い(十勝晴れ)。雪は軽いが、朝晩の冷え込みは日本トップクラス。 |
| 釧路市 | 約 1,900~2,000時間 | -10.7℃ | 約 120cm | 冬は晴れが多く風が強い。夏は霧(じり)で気温が上がらない。花粉が非常に少ない。 |
| 函館市 | 約 1,800時間 | -6.0℃ | 約 260cm | 北海道の主要都市の中では比較的温暖。雪は降るが湿った重い雪。雪かきは必要。 |
(出典:気象庁 統計データ(1991–2020年平年値)などを基に作成)
データを見ると、際立った個性がわかります。
帯広:日照時間は道内トップクラス。しかし、冬の平均最低気温は-13.7℃と圧倒的な寒さ。「しばれる」という言葉がぴったりの内陸性気候です。
釧路:日照時間に加え、降雪量の少なさ(約120cm)も魅力。ただし、夏は霧の影響で気温が上がらず、避暑地としては最高ですが「夏の北海道らしさ」は感じにくいかもしれません。
函館:日照時間は3番手ですが、冬の気温が-6.0℃と比較的マイルド。本州の東北地方に近い感覚です。ただし、降雪量は帯広と同程度あり、雪質が重いのが特徴です。
日照時間だけでなく、家賃や仕事も含めた総合的な4大都市比較はこちら。→ 👉 北海道4大都市比較ガイド|札幌・函館・帯広・旭川、フリーランス移住の最適解は?
口コミ・現地の声
データだけではわからない「体感」はどうでしょうか。SNSや移住ブログでは、次のようなリアルな声が多く見られます。
【帯広のリアル】
「帯広は本当に晴れる!冬でも青空が広がって、雪がキラキラして最高。でも朝の冷え込みは想像以上。水道凍結対策は必須!」
「雪かきは軽いから楽だけど、量が降るときは降る。何より寒さ対策が家計を直撃しますな…」
【釧路のリアル】
「釧路に移住して花粉症が治った!冬の青空と洗濯物が乾くのは本当にありがたい。ただし風は強い。あと夏が涼しすぎて驚いた。」
「霧が本当にすごい。夏は半袖になれない日も多いけど、ジメジメはしないから快適ではある。」
【函館のリアル】
「函館は雪が少ないって聞いてたけど、普通に降る(笑)でも札幌に比べたら全然まし。気温が高いから雪解けも早いのが救い。」
「本州に近い気候で安心感がある。冬道の運転も、中心部ならそこまで怖くない。坂道は別だけど…」
データと実感のギャップ:函館の“バランス感”
データ上は帯広・釧路のほうが晴れています。
しかし、「フリーランスが快適に暮らせるか」という視点で見ると、話は少し変わってきます。
帯広の「寒すぎる寒さ」は、在宅ワークの暖房費(光熱費)に直結します。
釧路の「夏の霧」は、アクティブに動きたい人には少し物足りないかもしれません。
その点、函館は日照時間こそわずかに劣るものの、
- 冬の気温が穏やか(光熱費が抑えやすい)
- 雪が札幌ほどではない(除雪負担が中程度)
- 夏はしっかり暑く、冬は寒すぎない(四季のメリハリ)
- 空港や新幹線があり、本州へのアクセスが良い
という、“光の量+雪の少なさ+人の距離感+利便性”のトータルバランスが非常に優れているのです。
生活のしやすさと観光都市としての魅力が両立しており、移住の「ちょうどよさ」を感じさせます。



フムフム、口コミは生データの宝庫ですな!



そだね〜、“感じ方”もリアルの一部っしょ〜
記事でも注目した「函館」と、雪の多い「札幌」を徹底的に比較した記事はこちら。→ 👉 フリーランスが北海道移住で迷ったら読む「札幌・函館」比較ガイド|利便性と豊かさの天秤
天気以外の観点も含め、北海道移住全体のメリット・デメリットを整理したい方はこちら。→ 👉 北海道移住のメリット・デメリット完全整理|データ×リアル体験で見える“ほんとうの北海道”
自分に合う「晴れ」を見つける


データと口コミを見て、なんとなく各都市の「温度感」が掴めてきたでしょうか。
最後は、自分に合う街を見つけるための具体的なアクションプランです。
1. まずは“お試し暮らし”から
いきなり移住を決めるのはリスクが高すぎます。
特に気候は、最低でも夏と冬の2シーズンを体験しなければわかりません。
各都市が用意している「お試し住宅」制度を積極的に活用しましょう。
- 釧路市:お試し移住体験住宅制度(1週間から利用可)
- 帯広市:お試し十勝ライフ・移住促進サイト(十勝全体での滞在プログラム)
- 函館市:移住サポート・空き家バンク制度(移住全般の相談窓口)
特に函館市は、UIJターン新規就業支援金(単身者で最大60万円、世帯で最大100万円 ※UIJターンなどの条件あり)や、若者向けの家賃補助など、フリーランスや起業家をサポートする制度も充実しています。
「試してから定住」がしやすい都市と言えるでしょう。
こんな記事もおすすめです →👉 旅行を“移住準備”に変える方法|北海道移住の前に、短期間滞在して「暮らし」を試そう
2. 生活・仕事の工夫(フリーランス視点)
リモートワーク中心のフリーランスにとって、冬季の日照時間は生命線です。
- 日中の光を取り入れる:作業デスクを窓際に配置し、日中は照明を消して太陽のリズムを感じる。
- 外に出る習慣を:晴れた日は、たとえ15分でも外に出て散歩する。
- 働く場所を変える:自宅にこもらず、カフェワークやコワーキングスペースを利用する。
その点、函館には海沿いの景色が良いカフェや、函館市(Gスクエア)や民間が運営するコワーキング施設が多く、晴れ間の中で気分を変えて仕事ができる環境が整っています。
3. マインドセット・継続法
「完璧な気候」を求めるより、“自分が心地よく続けられる気候”を選ぶことが重要です。
晴れの日が多くても、風が強すぎて窓を開けられない地域(釧路など)より、
少し曇っていても、穏やかな気候で安心して過ごせる街(函館など)の方が、ストレスは少ないかもしれません。
そんな意味で、函館の“ほどよい明るさ”と“ほどよい利便性”は、北海道移住の初心者にもやさしい、持続可能な選択肢なのではないでしょうか。



ズコー!準備だけで1ヶ月かかってましたな!



そだね〜、焦らず一歩ずつ進むっしょ〜
今日の旅の記録
北海道移住と天気。今回の旅でわかったことをまとめます。
- 北海道でも「冬に晴れる街」は意外と多く、札幌とはまったく気候が違う。
- 帯広(最強の日照と寒さ)、釧路(晴れと霧と花粉ゼロ)、函館(温暖さとバランス)が三強。
- フリーランスの快適度では、光熱費や利便性も考慮した函館の“ほどよい明るさ”が人気上昇中。



ムムッ!今日も学びが多かったですな!



そだね〜、次の停車駅でもリアルを見に行くっしょ〜
編集後記
取材を重ねるたびに感じるのは、「太陽が見える時間」が、いかに心の余裕をつくってくれるか、ということです。
日本海側の鉛色の空の下で雪かきをするのと、
太平洋側の青空の下で雪かきをするのとでは、
同じ労働でも、心の持ちようがまったく違います。
函館の穏やかな光には、冬の北海道であっても、どこか“ほっとするあたたかさ”があります。
雪の白さも、海の青さも、そこに光があるだけで、それは「厳しい冬」ではなく「美しい暮らし」になる。
僕(ツヨシ)も、そんな光の中でコーヒーを飲みながら仕事がしたいものですな。
フムフム。
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